子供からステフィン・カリーのゲームシューズを奪う大人たち

      2016/12/12

ゲームシューズで晒した大人たちの醜態

NBAのゴールデンステート・ウォリアーズに所属する、ステフィン・カリー選手が12月8日のゲーム終了後、試合で使用したシューズにサインを施し、ベンチ裏にいる小さな子供を選定しその子に手渡した瞬間、シューズ目掛けて大人達が群がり無理やり子供からシューズを奪い取ろうとする事件が起きました。
幸い近くにいたセキュリティーにより、子供の手元にシューズは戻りましたが、いくらなんでもこれはないでしょう。

以下動画ですが、通常再生だとよく分かりませんが、ストップ状態でコマ送りすると奪い合う様子がよく分かります。大の大人がなにやってんだか…っと悲しい気持ちになります。

カリーと言えば、ウォーリアーズ、いやNBAを代表するスタープレイヤーですから、欲しいという気持ちはよく分かりますが、未来ある子供から奪う行為はNGです。
NBA選手達は常に子供達の模範になるようなプレー、行動、言動を意識しています。選手だけでなく、観客の方にもモラルある行動と子供の手本となるような振る舞いを心掛けていただきたいものです。

企業としてのプロモーション効果

今回大人たちの醜い部分が晒されてしまいましたが、この事件を逆に企業視点から見るとどうなのか?ということを私なりに考えてみました。
もちろん悲しい事件で、企業としてもこういうことは二度と起こってほしくないと思っているでしょう。ただ、こういう言い方はとても悪いのですが、プロモーション効果としては非常に高いと思います。

先日フットロッカーのディック・ジョンソンCEOは彼のシグネチャーモデル「カリー3」の売上が前年モデルに比べ売れ行きがやや鈍いと、ESPNのインタビューでコメントしました。それを受けアンダーアーマーの株価が急落し、6億ドル(約664億7000万円)が失われたと言われています。
発言だけ聞くと衰退しているイメージを想像させるため、 企業としては金額よりもブランドイメージを傷つけられた方がダメージが大きいと思います。カリーの製品はアンダーアーマーの年商5%を占めているためさらに影響力は大きいです。

そのような背景があるため、今回の一件で「カリー3」と「アンダーアーマー」がフォーカスされ、改めて消費者にブランド価値を強く印象付けることができたのではないでしょうか。

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