NIKE AIR JORDAN 11 RETRO “SPACE JAM”
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オリジナルを忠実に再現したスペースジャム
スニーカー紹介、第20回目はNIKE AIR JORDAN 11 RETRO “SPACE JAM”。
以前AIR JORDAN 11 SPACE JAM当選結果!の記事にも書かせていただいたとおり、無事入手となりましたので、レビュー記事を書かせていただきます。
スペースジャムの復刻は今回を含め3回目のリリースとなりますが、2000年、2009年に比べオリジナルを忠実に再現した一足になっています。
スニーカーの「SPACE JAM」とは?
そもそも「スペースジャム」って何?という方がいらっしゃるかもしれないので、簡単に説明を。スペースジャムとは1996年に公開された、ワーナー・ブラザースのアニメシリーズ「ルーニー・テューンズ」のキャラクターたちが登場するアニメーションと実写を絡めた、マイケル・ジョーダン主演映画「SPACE JAM」に今回の黒/青が登場したため、その後スペースジャムと呼ばれるようになりました。
今回のスニーカーは、スペースジャム公開20周年を記念したモデルになります。
幻の背番号「45」の着用は20試合程度
今回一番のポイントであるナンバリング「45」ですが、若い世代の方にはマイケル・ジョーダン=45番という数字はなかなか結びつかないのではないでしょうか?それもそのはず、選手時代を通して20試合程度しかつけていないため幻の背番号となっています。
では、なぜ着用数が少ないかというと、1995年MLBに挑戦していたジョーダンは急遽その年の3月にNBAに復帰します。その際に着けていた背番号が「45」。
そしてその年のプレイオフ カンファレンスセミファイナル第1戦でジョーダンらしくないミスをします。GAME1残り6秒で対戦相手オーランド・マジックのニック・アンダーソンに痛恨のスティールをくらい、それが敗戦へとつながったのです。試合後のインタビューでアンダーソンが「背番号45のジョーダンは23番のようには見えない」と言い、これを聞いた我らが神様は、第2戦で「23」番のユニフォームを着て登場!!
NBA側に許可を取らず着用したため罰金対象となり、リーグから45番に戻すように注意されますが、これを断固拒否。ブルズもジョーダンを支持したため、シーズン終了後には2万5000ドルの罰金が科せられました。
そのため45番の着用数が少ないんです。極度の負けず嫌いのジョーダンらしいエピソードですよね。
ちなみに背番号を変更したきっかけは、カンファレンスセミファイナルでミスを連発していたジョーダンを見て、気分転換に23番に変更してはどうかとブルズの用具係りに提案されたからと言われています。
実戦投入のスペースジャムは罰金対策のため
通常エア・ジョーダンはオールスターの時期にお披露目するのですが、復帰した年はコンコルド(白x黒)を履いてプレイオフに登場し話題となりました。ただプレイオフでは黒ベースのシューズで統一というチーム規定に違反していたため、リーグの罰金対象となり、ナイキは急遽スペースジャムの映画で使用する黒/青を試合に投入しました。
面白いことにスペース・ジャムが届く間は、対戦相手のペニーが履いていた「エア・フライトワン」を着用して試合に挑んでいます。そこにはジョーダンらしいエピソードがあり、ヒールループにペニーの背番号1が付いていたのですが、神様はそれを切り落として試合に挑むという、ここでも負けず嫌いな一面を見せたのです。
さすがと言うしかありません(笑
ちなみにカンファレンス第1、2戦はコンコルド、第3戦がフライトワン、第4戦に今回の「45」番スペース・ジャムを着用しています。
ちなみにスペースジャムの映画ではナンバリングは「23」になっています。
BOXがスペシャル
今回の復刻もBOXはスペシャル仕様になっています。
一番上のパッケージには、映画に登場するモンスター達の手を組み合わせて「23」を表現し、「45」と絡めるという意味合いの強いデザインになっています。
ストリートテイスト溢れたポップな仕上がりです。
それをスライドさせると中のBOXがお目見え。
BOXには今回の大きな仕様変更である「45」を大胆にプリント。
45の上蓋を開けると、アウトソールにあるカーボンシャンクのドット柄でデザインされたXI文字が入った、プラスチック製カバーで保護されています。
さらにご丁寧に「45」がプリントされた紙でシューズを覆います。
BOX内側には宇宙を表現するような煌びやかなデザインと浮遊するようなジャンプマンロゴ。
ジャンプマンは光を当てると反射する仕様になっています。
BOX裏には、劇中のもう一人の主役バックス・バニーがしっかりプリントされています。
2009年との違いは?
一番の違いはヒールに入る背番号。「23」のプリントだったものが「45」の刺繍に仕様変更されています。刺繍のため今までのようにナンバリングが剥がれやすいなどの心配は減りましたね。
左足のジャンプマンロゴが反転。前回は左右非対称になっていませんでした。
(※2009年は両足ともジャンプマンの向きは同じ方向を向いています)
ヒールのジャンプマンロゴは前回立体的でしたが、今回はオリジナルに近いフラットな刺繍で少し太めに変更。色もブルーだったものがダークブルー(どちらかというとパープルに近い)に差し替わっています。
また、パテントエリアが広くなっているため、ジャンプマン周りのレザー面積が狭くなり、よりオリジナルに近い仕様に変更されています。
シュータンパッチのジャンプマンロゴも同様にダークブルーに変更されています。
ジャンプマンをプリントしていたインソールは、ジョーダンブランドになる前のNIKE AIRとスウッシュをプリント。たったこれだけの違いですが、スニーカーマニアには嬉しい変更で、オリジナル当時の熱量が蘇ります(笑
アウトソールのジャンプマンは、ブルーに白縁付きだったものが、オリジナルの単色白の少し太めのロゴに変更。さらにクリアソールは少し青みがかった色になり、ブルーのパーツ部分もダークブルーに変更されています。
付属のシューキーパーは、メタリックブルーだったものがBOXでも表現した宇宙のダークブルーに変更しており、ラメが入っているためより宇宙っぽいです。
その他にもヒールが若干高い、レザーの質感がソフトになっているなどの細かい仕様変更があるようなのですが、大きな違いは上記にあげた点になるかと思います。
さらにフォーマル感が増したスニーカー
以前AIR JORDAN 11 RETRO LOWのレビュー記事でも紹介させていただきましたが、1995年オリジナルが発売された当時ジョーダンは、「フォーマルシューズのようなシンプルなシューズが欲しい」とリクエストし、それまでレザーが主流だったアッパーにパテント(エナメル)を採用することで、今までにないフォーマルなシューズに仕上げることに成功しています。
今回はオリジナルに忠実に再現しているため、今までの復刻とは違いパテントの占める割合が増えています。その影響もありよりフォーマル感が増した印象を受けます、しかしその反面少しぼってりとした印象もありますが、それでもブラックのメッシュ素材とパテントレザー、クリアソールのバランスは絶妙です。
やはりいつになってもかっこいいと思わせてくれるスニーカーとなっています。
スペースジャムの続編はレブロン
昨年5月にハリウッド・レポーター誌がスペース・ジャムの続編が制作されることを報じており、主演はクリーブランド・キャバリアーズ所属の現役スター選手LeBron James(レブロン・ジェームズ)に決定!個人的にはウェストブルックの方がマッチしているように思いますが(笑
おそらく映画公開時には、今回のJORDAN11のようにレブロンのスペースジャムモデルが発売されると思いますので、映画以上にスニーカー動向も気になるところです!
映画が公開されたらおじさんは必ず見に行きます!その前に日本で公開されるか心配ですが(笑
以上、NIKE AIR JORDAN 11 RETRO “SPACE JAM”のご紹介でした。
また次回をお楽しみに~。