AIR JORDAN XX9 ‘Photo Reel’
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見た瞬間恋に落ちてしまったスニーカー
スニーカー紹介、第14回目はAIR JORDAN XX9 ‘Photo Reel’。
初めてその姿を見た時、大胆なアッパーデザインに「何これ!!」と驚き、見た瞬間から恋に落ちてしまったスニーカー。
派手スニ好きな私としては、どうしても欲しかったのですが、国内販売はなく、世界1,000足なんて物ですから、当然入手はムリ。お金を積めば何とかなりますが、そんな資金もないため、ネットにある画像を見る日々がしばらく続きました。
しかしそんな飢えた気持ちが通じたのか、ある日某オークションサイトで納得できる価格のものを見つけることができ無事入手することができました。
今まで購入したスニーカーの中でもトップ5に入る、お気に入りの一足です。
大胆過ぎるアッパーデザイン
このスニーカーの特徴は、何とか言っても大胆過ぎるアッパーデザイン。
機能はもちろん最新テクノロジー満載なのですが、それ以上に一度見たら忘れられない程の強烈なインパクトを残す見た目でしょう。
プリントされているジョーダンは、NBAデビュー年にミシガン湖を背景に撮影された写真で、ジャンプマンロゴの元になった写真として有名ですね。
しかし、この写真の利用を巡り事件が起きます…
撮影したカメラマンがナイキを提訴
アッパー全体にプリントしたジョーダンの写真は、1984年にニューヨーク州の写真家ジャコバス・レントミースター(Jacobus Rentmeester)氏が雑誌のために撮影したもの。
ただこの写真の使用を巡り、去年2015年1月にレントミースターが、この写真が不当にナイキに利用されているとし、ナイキを提訴しました。
かつてナイキはこの写真を一時的に透かし絵に使用するために150ドルを支払いましたが、その後この写真とほぼ同じイメージをビルボードに使用したため、レントミースターは抗議。それを受けナイキは同イメージの2年間の使用料として15,000ドルを支払い、写真のコピーを継続してジャンプマンロゴを作成しました。
それから5ヶ月後の2016年6月、ポートランド地方裁判所はナイキ勝訴の判決を下しました。
フォトリールが原因で裁判沙汰になったのかは不明ですが、発売が2015年2月13日。提訴されたのが1月と考えると、引き金はこのスニーカーが原因?とも考えられますね。
進化した2つのテクノロジー
XX9には2つの進化したテクノロジーが搭載されています。
1、進化したフライトプレート
2、新機能のウーブンアッパー
フライトプレートはAIR JORDAN XX8から採用されていますが、29ではさらに進化しています。28の時はフラットな形状をしていましたが、29では足の収まりが良くなるような形状に変更しているため、足へのフィット感が向上しています。
フォアのズームエアは、28の左右分割から上下分割に変更しています。これにより以前28のレビュー記事で書いた、エアに掛かる負担が相当軽減できたのではないでしょうか。
破裂問題も解消?
フォアとヒールを繋ぐパーツ「テンドリル」。
これにより前後の動きを連動させ、スムーズな動きを可能にしています。
また、世界で初めてという機能性ウーブン素材を使用。
世界でも最高レベルの職人が存在するイタリアからインスピレーションを得て、構造、サポート性、シューズ内の快適さと外側の耐摩耗性4つの機能を盛り込んだ素材を開発しました。
アッパーやタンにはピクセル単位で編み込まれた、機能性ウーブンを使用しているため、きめ細かいデザインが実現可能となっています。
近くで見ると、織物のように編み込まれて、衣類独特の毛羽立ちがみられます。
タン全体にもウーブン素材を使用。ベロのナンバリング23は刺繍になっています。
シューレースループがミッドソールまでつながっているフライトウェブ。
あばら骨のように凹凸しているのが分かります。これにより下から足をしっかりホールドするため、フィット感が向上します。アッパーの補強力不足をフライトウェブで補い、スニーカー形状もキープする役目を担っています。
内側から見るとさらにあばら骨感があり、透けているのを見るといかに薄いアッパーなのかが分かります。
これらの影響もあり、XX9はAIR JORDANシリーズ最軽量のシューズとなっています。
写真レベルの表現力
ピクセル単位で織り込むため、写真レベルの表現力をアッパーに反映することができます。
アウトサイドのジョーダンも見事な仕上がりですが、朝焼けを思わせるオレンジからパープルのグラデーションが実に美しい!奥行き感があり、写ってはいませんが、背景にあるミシガン湖まで想像させてしまうぐらいの出来栄えです。
足元のJORDAN1はフライトプレートを囲うパーツに隠れて、片方ずつが見えない状態になっています。
ツマ黒もバッチリ再現。
スニーカーだけ「BANNED」に変更して再販したら面白いですね。
他にも黒青、シャッターボードなどシリーズ化したらどうでしょうか(笑
インサイドにはシカゴの街並みをシルエットで表現。
本当にスニーカー?と思わせるほどの美しさです。
朝焼けに溶け込む街並みを見事に再現していますね。
2つ並べてみると、まるで1枚の写真を見ているかのように錯覚してしまいます。
ヒールのフライトプレート切れ目箇所のオレンジが下に向かい濃くなっているところに、ここまで表現するか!と感動してしまいました。
インソールにはFLIGHTの文字をプリント。
「えっ、これスニーカー!」という衝撃的な履き心地
初めて履いた時、「えっ、これスニーカー!」という衝撃的な感覚でした。
先にも述べたようにアッパーは編み込みウーブンのため、ある意味衣類です。足を入れた瞬間、まるでソックスを履いているかのような履き心地でした。
フライトウェブ効果もあり、シューレースを締めると、足にぴったりとフィットし、今までに感じたことのない包み込むような履き心地です。足とスニーカーの一体感がスゴイです。
街履き使用の私にはとても快適な一足ですが、実使用での場合は、ホールド性に物足りなさを感じるかもしれません。いくら強度を増したといってもワンピースの織物ですから。
屈強なNBA選手がXX9を履いて全力でプレーしている姿を見ると、余程足首が強いんだな~と思わされます(笑
デザイン、機能パーフェクト!
とにかくデザイン、機能どちらをとってもパーフェクトな一足!履いた時のソックス感は、是非一度試していただきたい。
定価は高いですが、デザインによっては中古で10,000円以下で購入できるので、もしよろしければ探してみてください。絶対に衝撃を受けますから!
以上、AIR JORDAN XX9 ‘Photo Reel’のご紹介でした。
また次回をお楽しみに~。
Comment
めちゃめちゃかっこいいですね。僕もajxx9を外履きで使用しようと思っているのですが、ソールがすぐに磨り減ったり削れたりしそうで怖いんですけど、そこらへんは大丈夫ですかね?
コメントありがとうございます。
ソールの減り具体については使用頻度や着用方法により大分異なると思います。私は普段外履き用として使用していますが、ソールの減り具合についてはほぼ気になりません。それよりもアウトソールの汚れの方が気になります。XX9の場合一度アウトソールが汚れるなかなか落としづらい印象がございます。
よろしくお願いいたします。