AIR JORDAN 10 RETRO DB
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毎年恒例のチャリティ企画の一足
スニーカー紹介、第16回目はAIR JORDAN 10 RETRO DB。
名前についているDBは、”DOERNBECHER(ドーレンベッカー)”の略。DOERNBECHERとはアメリカのオレゴン健康科学大学(Oregon Health &Science University(OHSU))ドーレンベッカー小児科病院を指しており、小児科病院設立基金チャリティーの為、2004年からナイキが取り組み始めたチャリティー企画となっています。
特徴的なのが、小児病院に入院する子供達がスニーカー、アパレルのデザインをおこない、それをナイキが製品化するという点です。そして全ての売り上げを小児科病院設立基金に寄付するという社会貢献プログラムとなっています。
毎年11月または12月あたりに、ドーレンベッカーフリースタイルコレクションとして数モデル新作が発売されるのですが、国内販売はなく、アメリカでも販売店舗が限られ、数も少ないため、毎年争奪戦になる一足です。特にJORDANは人気があるため、同時期に偽物も大量に出回ります。
子供の自由な発想を反映
今回ご紹介する、2013年発売AIR JORDAN 10のデザインを手掛けたのが、13歳のダニエル・ペーニャ(DANIEL PENA)君。彼は血友病を患い入院しているそうです。
BOX裏にはダニエル君の写真と簡単なプロフィールが書かれたシールが貼られています。
デザインを見ていただくと分かりますが、子供ならではの自由な発想を反映させているため、今までに見たことのない、AIR JORDAN 10に仕上がっています。
ダニエル君の興味があるものを反映したディテール
フリースタイルの名前があるように、子供達は自分の好きなもの興味があるものを、JORDANというスニーカーをキャンバスに見立てて、思い思いにデザインしていきます。
ダニエル君はビデオゲーム、BMXが好きなためそれらのディテールを落とし込んでいます。
アッパー全体にはビデオゲームからインスピレーションを受けた光沢のあるカモフラージュ柄がプリントされています。
ブラックアッパーに銀色のカモフラが、鉄のように無機質で鈍い光を放っており、一瞬リフレクターかな?と思いますが、実は違くて光の角度によって柄が浮かび上がるような仕様になっています。
拡大してみると分かりますが、アッパー全体に筋模様が入っており、ザラザラした手触りになっています。この素材をチョイスした意図はわかりませんが、おそらくゲームの要素を反映している?のではないかと勝手に解釈しています。
シューレースループと接続する部分は、カモフラージュ柄が立体的に表現されています。黒に赤という組み合わせだけに、赤い部分が際立っています。
カモフラというより、血の塊に見えてしまうのは私だけでしょうか?
カモフラはこれだけでなく、ホールド用のゴムバンド、タンにも柄が入っているんです!なかなか芸が細かい。
ヒールループには、彼が挑戦しているBMXのタイヤの跡を刺繍。
言われたらタイヤの跡と分かりますが、最初は何を表現しているのか分かりませんでした…
インソールにも同様のデザインをプリント。
よく見るとジャンプマンが踏みつけられています(笑
アウトソールには、AIR JORDAN 10初となるクリアソール※を使用。
クリアソールだと今までと雰囲気が違うため、この仕様もありですね。
(※以降のレトロシリーズでは、頻繁にクリアソールを使用したモデルが発売されています)
クリアソール下にも、アッパーと同様のカモフラをプリント。
全体を通してビデオゲームというコンセプトが一貫されており、子供がデザインしたとは思えない仕上がりになっています。
シューレースも凝っていて、通常は丸紐なのですが平紐に変更し、ブルズカラーを彷彿とさせる3色使いのおしゃれなデザインになっています。真ん中の白い部分はリフレクターになっており、暗闇でもピカッと光ります。
アンクル部分には、ダニエル・ペーニャ(DANIEL PENA)君がデザインしたことを表す「DP」ロゴがしっかりと刺繍されています。
履き心地はブーツに近い
レザーは通常より肉厚で、手触りの良いスムーズレザーを仕様しているためカッチリ(硬いというよりカッチリ)しており、履き心地はスニーカーというよりブーツに近い感覚です。また色合いも黒を基調としているため、さらにブーツ色が強いです。
ベロ部分は、Air Jordan “Bin 23″シリーズに近い高級感のあるレザーを使用。
側面レザーもベロと同様の素材を使用しており、非常に柔らかくブーツのようです。
良さを知るには手に取ること
今回ご紹介したDBですが、初めの印象はあまり良くありませんでした。元々黒色のスニーカーを履かないというのもあったのですが、それ以上に見た目のおどろおどろしい姿に少し引き気味でした。
ただ今回改めて見直すと、デザインコンセプト、素材・カラーの使い方などのバランスがとてもよく、AIR JORDAN 10というモデルの特徴を活かした、今までにないスニーカーを作ったなという印象に変わりました。
写真で見るより、断然手に取った方がこのスニーカーの良さを知っていただけると思うので、購入または目にする機会があれば、是非手に取ってまじまじ見てください(笑
本当によく出来てるな~と思いますよ。
ちなみにサイズは、マイサイズかハーフアップがおすすめです。
以上、AIR JORDAN 10 RETRO DBのご紹介でした。
また次回をお楽しみに~。